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2025/9/22 COLUMN

haconiwa-houseが目指すサスティナブルな住宅目標とは?

 

私たちhaconiwa-houseは、「快適で健康的な暮らし」と「省エネルギーで持続可能な社会」

を両立させる家づくりを目指しています。
そのために掲げているのが、サスティナブル住宅を目指す上での重要な理念です。

今回はhaconiwa-houseが目指すサスティナブルな住宅目標についてお伝えします。

 

 

 

 

その理念とは、住む人が長く快適で健康に暮らせることを第一に考えることです。
そこで最初に掲げるのが〈温熱環境目標〉。
一年を通じて夏は涼しく、冬は暖かい、誰にとっても安心できる住まいを実現することを目指しています。

これに続いて掲げるのが〈エネルギー消費目標〉です。
快適さを保ちながら、できる限り少ないエネルギーで暮らせる家を目指します。
太陽光発電や蓄電池を活用できる立地であればZEHやリアルZEHを視野に入れ、
そうでない場合でもBEIを抑えることで、光熱費の負担を軽減し、持続可能な暮らしを可能にします。

1. 温熱環境目標

私たちが大切にしているのは、単に断熱性能の数値を上げることではありません。
「夏は涼しく、冬は暖かい」という快適さや、「光や風を感じられる心地よい室内環境」をつくることが本当のゴールです。

そのために使うのが、

・Ua値(断熱性能の指標)

・C値(気密性能の指標)

・ηAC値(夏の日射遮蔽性能)

・ηAH値(冬の日射取得性能)

といった数値です。これらは目標そのものではなく、「温熱環境目標を達成するための指標」として活用しています。

 

 

 

2. エネルギー消費目標

次に重要なのが、エネルギー消費を最小限に抑えることです。光熱費を減らすことは環境負荷の低減だけでなく、暮らしの安心にもつながります。

●太陽光発電が合理的に設置できる立地の場合

・最低目標:国のZEHレベル
暖房・冷房・給湯・換気に使うエネルギーが発電量以下となる水準
(光熱費イメージ:年間約10万円程度)

・意欲的な目標:リアルZEHレベル
全ての設備エネルギーを発電量でまかなう水準
(光熱費イメージ:年間約6万円程度)

●太陽光発電の設置が合理的でない立地の場合

・BEI≦0.65を目標
BEI(一次エネルギー消費量基準比)を小さくすることで、太陽光発電に頼らずとも省エネ性能を確保。
その結果、太陽光パネル設置量を減らすことができ、屋根形状やデザインの自由度も高まります。

 

 

住宅会社としてのサスティナブル

サスティナブルであるべきなのは住宅そのものだけではありません。住宅会社自身も「永続的に地域で必要とされる存在」であることが求められます。

私たちは、顧客の住まいを守る「家守(いえもり)」として、長期にわたり責任を果たすために、以下を重視しています。

・50年、100年後にも地域で事業を継続している会社であること

・地域の優秀な住宅人材が入社し、育成される仕組みを持つこと

・経営が世代を超えて引き継がれていくこと

・社員一人ひとりが経営者と同じ思いで住宅事業に取り組むこと

こうした取り組みを通じて、地域にとって不可欠な会社として構築され、最終的には【地域にとって無くてはならない会社】となることを目指しています。

 

 

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設計方針

1.持続可能な住環境

・地球温暖化防止(地球環境保護、次世代へ引き継ぐ)

・使用エネルギー削減(再生可能エネルギーによる自立性)

・カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)

地球環境を健全な状態で、次世代へ引き継ぐ世界的活動

 

2.住宅の持続可能性

住宅のサスティナビリティを考えるとき、大切なのは「つくる・住む・壊す・廃棄する」という一連の流れです。

・つくる:長く安心して住めるように丁寧につくることが、すべての始まり。

・住む:快適で健康的な環境を保ちながら、できるだけ長く暮らし続ける。

・壊す:やむを得ず解体するときには、資材を再利用できるように工夫する。

・廃棄する:ゴミとして捨てるものをできる限り減らす。

これはSDGsの「つくる責任、つかう責任」と重なる考え方でもあります。
さらに リデュース(廃棄を減らす)・リユース(再利用する)・リサイクル(資源として再生する) という3Rの視点も重要です。

住宅のサステナビリティは、「つくる」からすべてが始まるのです。

 

3.設計手法

持続可能で住み継がれる住まいを「つくる」ためには、単に見た目のデザインや性能を整えるだけでは不十分です。
私たちは、次の観点をバランスよく満たすことを設計の基本と考えています。

・省エネルギー:断熱・気密性能を高め、自然の光や風を活かすことで、冷暖房や照明にかかるエネルギーを最小限に抑えます。

・健康:温度差の少ない室内環境でヒートショックを防ぎ、結露やカビの発生を抑えることで、住む人の健康を守ります。

・快適性:夏は涼しく冬は暖かい基本性能に加え、光や風、緑を感じられる空間設計によって心地よさを実現します。

・安全性:地震や災害に強い構造、火災や防犯に配慮した設計を行い、安心して長く暮らせる住まいを提供します。

・耐久性:劣化に強い素材や工法を選び、将来のメンテナンスもしやすい設計とすることで、家の寿命を延ばします。

・将来性:家族構成やライフスタイルの変化に対応できる可変性を持たせ、リフォームや間取り変更にも柔軟に対応します。

・永続性:単に建物が長持ちするだけでなく、地域社会の中で価値を持ち続け、世代を超えて住み継がれる住まいを目指します。

 

4.素材選定の考え方

住み継がれる住まいを実現するためには、どんな素材や設備を選ぶかが大きな鍵となります。
私たちは、以下の3つの視点を大切にしています。

① 暮らしの質を高める

木や自然素材を取り入れることで、見た目の美しさだけでなく、触れたときの温かみや、香りによる安らぎといった五感に響く心地よさを住まいに与えます。
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚を満たす空間は、家そのものの豊かさにつながります。

② 永くもたせる

素材には**丈夫さ(耐久性)**が求められるのはもちろん、点検やお手入れがしやすいことも重要です。
また、部材が手に入りやすく、交換しやすいことも「長く使い続けられる家」には欠かせません。
こうした工夫が、住まいの寿命を延ばし、世代を超えて住み継げる住まいにつながります。

③ 循環型の運用

省エネルギー性能の高い設備や、太陽光発電などの創エネルギーシステムを取り入れることで、CO₂排出量を削減し、光熱費も抑えられます。
「つくって、使って、また次へと循環する」仕組みを意識することで、環境にも家計にもやさしい暮らしが実現します。

 

●これからは住宅性能が当たり前の時代に

1)パッシブデザイン

 ・地域、土地の自然エネルギーを適切に利用した設計手法を標準

2)断熱性能

 ・G2.5 G3仕様(HEAT20:20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会が

  定める最上位グレード)を標準

3)エネルギー性能

 ・ZEH(高い断熱性能と太陽光発電などの創エネを組合わせ、

  住まいの年間一次エネルギー消費量が正味おおむねゼロになる住宅)を標準

4)耐震性能

 ・構造計算の全棟実施に加えて、耐震等級3(許容応力度計算+三次元立体解析)を全棟実施

  ※耐震等級3とは建築基準法の1.5倍の地震力に耐えられる水準

 

●確かな技術の組み合わせこそが持続性のはじまり

1)設計

 ・ヒアリングから基本設計、実施設計まで、パッシブデザインを基本としサスティナブルを意識した理想的な住宅の計画が重要

2)施工

 ・教育された現場監督と確かな技術を持つ職人との協業により、一般的に難易度が高いとされる高気密・高断熱住宅の施工を高品質で実現

 ・C値(気密)性能は、0.5 c㎡/㎡ 以下は必須

3)ディテール

 ・設計コードと仕様部材の統一化による美しい仕上がり

 

●住まいの健康診断と適切なタイミングのメンテナンス

1)定期点検

 ・住まいの状態を定期的に確認

 ・外壁、屋根、防蟻など雨漏りや構造の耐久性に関わるメンテナンス

2)アフターメンテナンス

 ・不具合は早期に修繕を

 ・経年劣化にはメンテナンスや部材の交換を

3)リフォーム・リノベーション

 ・住まい方の変化に合わせた間取りの変更

 ・暮らし方を一新するリノベーションもサスティナブル

 

 

 

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まとめ

これからの住宅は「快適で省エネ」であることに加え、「長く大切に住み継げること」や「環境にやさしいこと」が求められています。

  • 夏も冬も快適に暮らせる温熱環境

  • 光熱費を抑え、災害にも強いエネルギー設計

  • 長寿命でリフォームしやすい設計や素材選び

  • 地域で永続的に続く住宅会社としての責任

これらを総合した先に、本当の意味でのサスティナブル住宅が実現します。
haconiwa-houseは、この未来を見据えて、これからも住まいと暮らしを支え続けていきます。

 

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