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住宅における気密の重要性についてご存じでしょうか?
住宅購入をお考えの方なら一度は耳にしたことがあると思います。
住宅にとって気密性能は住宅だけではなく、家族の健康を守る上でも大切な性能になります。
今回は、その住宅において大切な性能である気密性についてお話ししていきたいと思います。
住宅にとって重要な役割を担う気密性能とは、簡単に言えば「住宅の隙間をできるだけ無くし、室内と室外の空気の出入りを少なくした状態」のことを言います。
気密性の高い住宅は、住宅の隙間をできるだけ無くすことで外気温の影響を受けづらく、室内の温度をコントロールしやすくなります。
また、室内の換気についても現在24時間換気が義務付けられていますが、換気計画についても隙間がないことで計画的に室内の空気を
循環させることが可能になります。
<住宅の換気についての記事はこちら>
また、住宅の隙間が少なくなることで室内の温度を一定に保ちやすく、冷暖房効率が上がることで光熱費の削減にも繋がります。
住宅購入をお考えの方は「高気密高断熱住宅」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、現在の住宅では
高断熱に並び気密性の高い高気密住宅も主流になってきています。
また、2050年カーボンニュートラルに向けて国も高気密高断熱住宅も推奨しているため、住宅の気密性は省エネ住宅においても
重要なポイントになります。
住宅の気密性能は、「C値」と呼ばれるものになります。
「C値」とは、「隙間相当面積」のことを指しており住宅において隙間がどのくらい存在するのかを数値化したものになります。
住宅の断熱性能を表す「Ua値」は各地域ごとに基準が設けられていますが、C値に関しては明確な数値基準は示されてはいません。
気密性を高めた住宅づくりを目指している住宅会社では、「C値 1.0㎠/㎡以下」が目安の数値だと言われています。
「C値 1.0㎠/㎡」というと、お家の中に約ハガキ1枚分の隙間があると言われています。
C値の求め方は計算式があり、その結果数値が小さいほど住宅の隙間が少ないことを示しており、気密性の高い住宅ということになります。
気密性が高い住宅は、外気温の影響を受けにくくなるため冷暖房によって快適な温度になった空気が保たれやすくなります。
外気温の影響を受けにくくなり、それによって冷暖房を効率的に稼働できるようになります。
冷暖房を効率的に稼働できることによって光熱費の削減に繋がるということになります。
住宅の隙間をできるだけ少なくする気密性の高い住宅では、室内の空気がそのまま滞留します。
その滞留した空気を計画的に吸気し排気することで計画的に室内の空気を循環させ、室内の空気を綺麗な状態に保つことができます。
逆に気密性の低い住宅では、効率的に換気が行えずショートサーキットと呼ばれる室内の一部だけで空気の流れが起こってしまう
現象になる可能性もあるため、気密性の低い住宅では注意が必要になります。
気密性の低い住宅では、住宅内に隙間があり室外の冷たい空気が室内に流れ込みやすくなります。
その結果、室内との温度差によって結露が発生してしまいます。
気密性の高い住宅では、室外から冷たい空気が流れ込みにくくなるためこの温度差が発生しにくくなります。
そのため、気密性の高い住宅では結露の発生リスクが低くなると言えます。
結露によって住宅の基礎や躯体部分が腐る原因になり住宅の耐久性にも影響を及ぼします。
また、カビやダニの発生原因になりそれが原因でシックハウス症候群やアレルギーを発症してしまう可能性があるなど
住宅の寿命と家族の健康に影響があるため住宅の結露防止は重要なポイントになってきます。
先ほどもお話しましたが、住宅の隙間が少ないことで室内の温度差が小さくなります。
この室内の温度差が小さくなる、つまり室内の温度ムラが小さくなります。
温度ムラが小さくなるので、室内を快適な温度で維持することができます。
これまで住宅の気密性の重要性についてお話してきました。
では、その気密性の高い住宅を建てるためにはどのようなことが必要になるでしょうか?
気密性の高い住宅を建てるためには、実際の所「施工力」になります。
つまり、住宅会社の施工力が低いと気密性の低い住宅になってしまい、逆に施工力の高い住宅会社だと気密性はしっかりと担保されます。
しかし、その施工力というのは実際の住宅に住んでから出ないとわからないのが実際の所になります。
そのような不安を解消するために、住宅購入の際にその住宅会社に「気密測定はしていますか?」ときいてみてください。
「気密測定」とは、住宅の中に機械を設置しその機械によって住宅の隙間が実際にどのくらいあるのかを計測できるものになります。
この気密測定を実際に実施しているか否かで、住宅の気密性を担保できる大きな要因になります。
住宅の気密性はこれまでお話したように、快適に生活するのに重要な性能になります。
しかし、高気密住宅は「魔法瓶の様な住宅」と言われており住宅の断熱性能とセットで考える必要があります。
気密性能と断熱性能をセットで考えることで、暖かい住宅内が外気の影響を受けづらくなり快適な温度に保つことができます。
住宅購入をお考えの方も、これからの方も住宅の気密性についての重要性と断熱性能とのセットでの考える必要性を
理解の上、是非「高気密高断熱住宅」を検討していただければと思います。
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